「ママ見てて!」
「ちゃんと見てる?」
「今の見た?」
この言葉、1日に何回聞くでしょう。
5人の子どもがいる我が家では、もはやBGMのように響いています。
同じジャンプを47回
「ママ、見ててね!」と言われて見ていたら、同じジャンプが延々と続く。
1回目「すごい!」
5回目「上手だね!」
15回目「おお〜」
30回目「うん、見てるよ」
47回目「...(無言でうなずく)」
正直、47回連続で同じジャンプを見続けるのはキツい(笑)
でも、ふと思うんです。この子にとって、このジャンプは毎回「最高の1回」なんだって。
「見て」に込められた想い
子どもの「見て見て」には、実はいろんな意味が込められています。
- 「ママに認めてほしい」
- 「一緒に喜んでほしい」
- 「自分の成長を共有したい」
- 「ただそばにいてほしい」
単なる「見て」じゃないんですよね。
「ママ、大好き」の別の言い方なのかもしれません。
見てあげられる時間は限られている
上の子たちを見ていて気づいたこと。
いつの間にか「ママ見てて」って言わなくなるんです。
気づいたら自分の部屋にこもって、友達とLINEして、親より友達優先になって。
あんなにしつこく「見て見て!」って言ってた子が、今では「別に見なくていい」って。
「見て」と言ってくれる時期は、実はとても短いんです。
だから、今日も見る
正直、疲れてる日もあります。
家事が山積みの日もあります。
スマホを見たい時もあります。
でも、「ママ見てて!」と言われたら、できるだけ見るようにしています。
だって、いつか必ず終わりが来るから。
「あの頃、もっと見てあげればよかった」って後悔したくないから。
「すごいね!」の魔法
47回目のジャンプでも、「すごいね!」って言った時のあの嬉しそうな顔。
目をキラキラさせて、もっと見てほしくてまたジャンプする。
その笑顔を見ると、疲れも吹き飛ぶんですよね。
だから結局、また見ちゃう。48回目も、49回目も。
ママたちへ
毎日「見て見て攻撃」に疲れているママたち。
全部に100%で応えなくていいんです。
時には「ちょっと待ってね」でもいい。
疲れてる時は正直に「ママ疲れてるから、あとでね」でもいい。
でも、余裕がある時は、その「見て」に応えてあげてほしい。
いつか来る「見て見て」の終わりを想像しながら。
今日もきっと、あなたの子どもは言うでしょう。
「ママ、見てて!」